建設資材のそのほとんどは、強度、品質等はあらかじめ、カタログ等で簡単に調べることができます。また、厳しい品質管理のもとに作られており、その性能も信頼することができます。しかし、建物を支える地盤の土は自然に存在するものであり、品質管理のもとで作られたわけではありません。平面的にも、深さ方向にも一様な性質をもっているとは言えません。また、周辺地域の環境変化も軽視することはできません。地下水の取水、開削工事による揚水、大型機械の振動による地滑り、流動など、周辺環境の変化で地盤が以前とは違ってきている場合もあります。したがって、地盤がどのように構成されているかを、前もって知ることが大切です。これらの地盤情報をもとに、その地盤に適合した基礎設計を施し、不同沈下や、強度不足などによる傾斜、構造破壊、ひびわれ、建具開閉不良、雨漏りなど未然に防ぐことにあります。

スウェーデン式サウンディング試験(S・S試験)

この試験は、荷重による貫入と回転貫入を併用した原位置試験であり、土の静的貫入抵抗を測定し、その硬軟または締まり具合を測定するとともに、土層構成を把握する試験です。

フルオート調査機

ロッドの先端にスクリューポイントを取付、ロッドに載荷装置を固定し、調査地点上に鉛直にたてます。荷重でロッドが地中に貫入するかどうかを確かめ、貫入する場合はその貫入量を測定し、貫入しない場合は、荷重を100kgまで、段階的に載荷し、途中貫入する場合は荷重に対する貫入量を測定する。載荷荷重が100kgで貫入が止まった場合には、ロッドを右回りに回転させ、25cm貫入させるのに要する半回転数を測定する。スクリューポイントが硬い層に達し、貫入量が25cm当たりの半回転数が60回以上となる場合、ロッドの回転時の反発力が著しく大きくなる場合、または大きな石などに当たりその上で空転する場合は測定を終了する。

テラのスクリューウエイト貫入試験は、コンピューター制御によるフルオート調査機を使用しております。荷重変更やデータ記録が自動化されている為、手作業によるバラツキの無い正確な調査を実施致します。調査機は、コンパクトなので狭小地での調査も可能です。調査結果が調査機からパソコンへ送られ、送られたデータは、専用ソフトにて報告書を作成し、素早く結果報告することが可能です。

標準貫入試験(ボーリング調査)

標準貫入試験はボーリング(削孔作業)と同時平行して実施する試験で、その方法は、直径51mm、長さ810mmの試験用サンプラーをロッドの先端に取り付けます。深さ1m毎に掘ったボーリング孔底に下ろし、63.5kgのおもりを75cmの高さから落下させ、地盤に30cm貫入させるのに必要な落下回数がN値になります。また、サンプラーにより採取できるので土質がくわしく分かるため、どのような対策を施すか検討できます。

ボーリング試験

平板載荷試験

平板載荷試験は、原地盤に直接直径30cmの載荷板に荷重をかけて、その荷重と沈下の関係から地盤の地耐力を測定する試験です。補強工事後に、所定の強度が得られたかを確認するために本試験を行うことがあります。

平板載荷試験

オートマチックラムサウンディング試験

杭基礎の指示地盤を調べることを目的とする動的コーン貫入試験の一つで、コーンを地盤中に連続してして打ち込むもので、スウェーデン式サウンディング試験よりも固結度の高い地盤にも適用できます。重さ63.5kgのオモリを50cmの高さから落下させて、20cm毎の打撃回数を測定することで、地盤強度(換算N値)を調べます。オートマチックラムサウンディング試験で得られるNd値は≒N値の関係がほぼ成り立ちます。

オートマチックラムサウンディング試験

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